◆たった一つの勘違い(2/2)

私の経験です。大阪在住の頃、近所の医者(大阪警察病院外科部長)と親しくなって色々とホンネの話を聞いたのですが、なかでも特に驚いたのは、

 

医者は長生きではない。商社マンと同じように短命の部類に入り、一般の平均寿命より10年近く短い。健康で長生きのスキルは身に付けていない。

 

医食同源に関心を示す医者は少ない。病気と栄養の関係は深いのに、医者の多くは自分の食事に無頓着だし、栄養学の知見を持ち合わせていない。

 

救急救命に辣腕を振るう医者が、「医者の意識を変えなくてはいけない」「自分は医食同源を実践して丈夫で長生きするぞ」とよく言っていました。

 

そして、彼から受けた質問が次の言葉です。

 

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「その他の病気については、医者がいなくても、薬がなくても、それほど影響はないんじゃないか」と言い切った彼の答えに、私は腰を抜かすほどビックリしました。

 

キッタハッタが得意な外科医は医者のエースだし、しかも警察病院の外科部長なので、「その他の病気」を担当する内科医などに対して少しは批判的だったかもしれませんが、核心を突いた言葉だと思います。

 

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医学や医療は何のためにあるのか? もちろん病気を治すためですが、そうであるならば「初期の段階であれば治せるが、これを超えたら治せない」ことを警鐘するべきです。

 

健診で軽度異常=初期段階が分かっても、現行の医療保険制度では治療対象にならず、「気を付けてくださいね」(経過観察)となり、そのうち初期段階を超えてしまいます。

 

一定の数値を超えれば治療対象です。例えば2型糖尿病であれば、血糖降下剤を処方されますが、次第に利かなくなり、今度はインスリン注射に。場合によっては、週3回各4時間の人工透析も覚悟しなければなりません。

 

一方、「本来の病気」の場合は、副作用のデメリットがあっても、メリットのほうが遥かに大きく、医者と話し合い、協働で治していくのが賢明です。

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45歳を超えると、ほとんどの人は初期段階です。食習慣を転換して、元の健康状態に戻す。自己防衛と予防で、健康寿命を毎年更新し、PPK(ピンピンコロリ)を目指す。これが長寿時代の新・ライフスタイルだと思います。

 

病院には「その他の病気」の患者が大勢押しかけるため、生活リズムを乱され、糖尿病やうつ等になる医者が増えています。むやみに病院に行かず、医者には「本来の病気」に専念してもらうべきだと思うのです。

 

一線を越えてしまったら、医療や介助の生活に陥ってしまいます。そのためにも、自己防衛と予防を意識して、最後まで自分の力で身の回りのことができるようにする。これが幸福の基本の基です。

 

「病気は何でも医者が治してくれる」という勘違いをやめ新・ライフスタイルに転換すれば、幸福人生の基盤を形成できる、と私は思っています。