■楽観と自信を持とう(その1)

私達の中には「二人の自分」がいます。「楽観的な自分」と「悲観的な自分」です。ある時には「楽観的な自分」になったり、またある時には「悲観的な自分」になったりと、二人の自分を行ったり来たりしています。

 

「楽観的な自分」だけの人も、「悲観的な自分」だけの人もいません。誰の中にも二人の自分がいます。

 

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しかし、取り巻く環境が ≪ネガティブ感情≫(否定的な気持ち)を増幅させ、私達の中に、「悲観的な自分二人」と「楽観的な自分一人」がいるような感じです。

 

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けれども「悲観的な自分」を全面否定する必要はありません。例えば、「寂しさ、孤独を感じて悲観的になる自分」は、他者と過ごすことと一人で過ごすこと、この2つのバランスが一番良いところは、今の自分にとってどこかを考えるきっかけになります。

 

また、「モヤモヤして悲観的になる自分」は、何かが引っ掛かる、ザワザワして落ち着かないという気持ちの表れで、理屈では感知できない異常に気付くことができます。周りは賛成してくれるけど何かがおかしい、このままずるずる続けないほうが良い、といった虫の知らせです。

 

良い面もありますが、それでも「悲観的な自分」が二人もいるのは良くない。社会環境が大きく変わっていく時代では、「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する」というのが歴史の教えだし、何かと悲観的になりがちな世相なので、「楽観的な自分二人」と「悲観的な自分一人」がいるほうがバランスが良いと思います。

 

そのためには、「悲観的な自分」を一人減らし、「楽観的な自分」を一人増やさなければなりません。 まず、「悲観的な自分」を一人減らす ―― その効果的な方法は、≪ネガティブ感情≫ のうち、たちの悪い 《4つの要因》 を消すことです。

 

《1》正体を掴めない漠たる “不安” を抱えたり、《2》考えても仕方のない “悩み” に囚われたり、《3》思ってはいけない無用な “心配” をしたり、《4》何ら根拠のない “思い込み” をしていると、イライラ・うつうつが募り、「全てがダメだ」「もうお終いだ」「自分には能力がない」といった誇張的で非生産的な思考パターンに陥り、次第に、他者への共感や社会適応力が欠落していきます。

 

そうすると、≪社会的認知の障害≫ を起こしてしまうのです。

 

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≪社会的認知の障害≫ を進行させないうちに、早期対応しなければなりません。次回は、私達の周りに増えている 不安障害 うつ病 MCI(軽度認知障害)を寄せ付けない、そのため、これらの症状を招きかねない 《4つの要因》を解消する方法について考えます。