■男子50にして厨房に立つ

ミドル世代「男性」の一人暮らしが増えています。昼だけでなく、夜も外食ということになりがちです。とかく外食は、昼は安くて早い丼物やカレー・ラーメンを、夜も好きなものを飲んだり食べたりするので、次第にワンパターン化してきます。

 

ミドル世代「男性」の多くは、母親が専業主婦だったこともあり、家事は女性の仕事だと内心思っていて、結婚してからもそうしてきました。それが突然一人になれば、料理もあまり出来ないので、偏りがちな食事が続くのもよくあることです。けれども、毎日の「食」は老化や健康の良し悪しにつながるだけに、ことは重要なのです。

 

さまざまな事情での一人暮らしだけでなく、共働きでの助け合い、それにリタイア後のことを考えれば、生きるため・自立するためのスキルとして、男性にとっても『料理』をする能力は必須です。

 

家庭でも自立しているのが、これからの男性の基本条件なのです。

 

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メシと言って出てこなければ、ちゃぶ台をひっくり返すーーそんなことが許された時代は、遠い昔の話です。手伝いを申し出て、一緒に料理すれば、冷めてしまった(?!)夫婦関係も新たな局面を迎えるかもしれません。

 

女性の気持ちは日々の生活感や小さな幸福感で大きく方向転換するもの。男性族も料理を通じて生活感・幸福感を共有できるし、その大切さを実感できるはずです。献立の意見交換、買い出しの申し出、調理の協働作業、会食、交互の後片づけ。

 

料理は、「コミュニケーション力」「決断力」「組み合わせ力」「段取り力」「費用対効果力」「スピード力」「季節を感じる力」「配色や配膳の美意識力」そして「健康リテラシー力」、まさに全人格を駆使した知的ゲームなのです。

 

ましてや食べ物が格段に美味しくなって、飽食・糖質過多の時代となった今は、老化・高血糖を防ぐための「栄養健康リテラシー」の能力が必要な時代です。ちなみに “リテラシー” とは「知って・掴んで・成果を出す能力」のこと。

 

栄養健康リテラシーのトレンドを先取りして、日本でたった一つの新語・新知識年鑑を誇っている、最新の『現代用語の基礎知識2019』で、総力特集「人生100年時代、日本人の食はこれでいいのか?!」が組まれています。

 

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食べるーーその料理を作れるということは、生きる原点です。つまり、料理というスキルを身に付けることなくして、自立なんてあり得ないのです。

 

さあ、厨房に立とう。男の自立の新たな第一歩!  自分のため、パートナーのため、他の誰かのために納得のいく、手作りの料理ができたら、これを幸せと呼ばずして、何と言うのでしょう。世のミドル世代「男性」、そう思いませんか。