■異次元の社会に変貌していく

私たちが生きている間は、人口減少と高齢化のトレンドは止まりそうにありません。1966年に1億人を突破して、2008年には1億2809万人(ピーク)になりましたが、それから減り続け、2053年に1億人を割ってしまいます。

 

しかし同じ1億人でも、中身がまるで違います。総人口に占める65歳以上の割合(=高齢化比率)は、1966年はわずか6.6%でしたが、2053年には38.0%です。

 

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ついに80歳以上が1000万人を超えました。人口減×高齢者増のトレンドに、「人生長期化」のトレンドが加わり、高齢化比率および高齢者の絶対数は上記の図よりも上振れすることが見込まれます。

 

そのため、高齢者はもはや65歳からではなく、「75歳から」とか、あるいは「80歳から」にと、定義を変える必要性とその緊迫度がますます増しています。そうしないことには社会は成り立たないのです。

 

つまり、70代になっても現役で頑張らないといけない時代が迫っているのです。現在のような「60歳定年、65歳まで再雇用で働く」といった意識では、時代の流れに到底付いていけません。

 

例えば12年後の2030年には、あなたは何歳になっていますか? そしてどこで、何をして働いているでしょうか?

 

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人生100年時代が到来し、今の若者世代にとっては100年人生です。そして私たちミドル世代は95年人生―― 60歳からの35年を爽快に生き抜くための “指標” が見えてきました。

 

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人口が減るなかで、「3人に1人が65歳以上」「7人に1人が80歳以上」という異次元の社会に変貌していきます。こういった流れに立ち向かうには、相当な覚悟と戦略を持たなければなりません。

 

私たちはこれからどんな道を歩んでいくのだろうか? いずれの道を歩むにせよ、「漫然と迎える近未来」には身体的・精神的・社会的にも乏しい人生が待ち受け、「主体的に築く近未来」には経済・健康・交流に恵まれ、豊かな人生が待ち受けているように思われます。

 

何処に向かい歩むかは自分たち次第なのです。