「桃太郎」を生かすも殺すも申(サ...

 

今のような「変革期の時代」には、各分野で、各地域で、現代版「桃太郎」の活躍が待望されます。
 

そして、桃太郎を成功に導くためには、桃太郎にとって最良のパートナーである「賢いボス申」の存在が必要です。


「危機の時代」に於いて、無鉄砲で無防備な桃太郎を守るためには、「賢い申」の「危険回避能力」が必要です。
「激動の時代」に於いて、人望に欠ける桃太郎に良き仲間を募るためには、「ボス申」の「人望力」が必要です。

 

これからの時代に於いては、毒にも薬にもなるイコール劇薬の化身である桃太郎が必要ですが、そんな桃太郎を成功に導くためには、「賢いボス申」の存在が不可欠です。


世の中の閉塞感に風穴をあけるために、新たな時代の財宝(価値、幸福、豊かさ)を見出すために、
申よ!「良い桃太郎」(駿馬)を探せ!
申よ!「賢いボス申」を目指せ!
です。

 

そのためには、申の「自己分析」と桃太郎の「他者分析」をしっかり行うことが大事です。
前回に引き続いて、(6)以降を記します。

 

  誰もが特に飛びつきやすいものですが、その中にあって、独立自尊の精神に富んでいる「ボス申」は、損得抜きでも行動できるという特性を持っている。
たとえ損だと分かっていることでも、自分が納得していれば即座に行動に移します。逆に、得になることであっても、自分の思いと違っている場合は決して動きません。
「義を見てせざるは勇なきなり」。損得の次元を超え、自分が信じている正義だと思ったことは必ず実行しまうのです。


ですから桃太郎が、「ボス申」の義侠心や正義感に対して、損得バランスからみて不自然だとあまりに不自然だと水を差したり、意見を言っても、申は全く聞く耳を持とうとしません。反対論を唱えると、逆上すらします。血の気が多くすぐに逆上する桃太郎でも、申の逆上にはカナワナイ。素直に引きさがることです。

 

 (7)自分がこうだと思ったら聞く耳を持たない

 

 申は警戒心が強く、物事を一つひとつ慎重に行おうとします。石橋を叩きながら、我が道を進んでいこうとするのですが、集中し過ぎて周りが見えなくなってしまう時が多々あります。
それが良い方向に向かえば成功を収めますが、悪い方向に向いた時はとても危険です。というのも、他人からの忠告は一切耳に入らなくなってしまう欠点があるからです。
我がことの様に心配してくれる友人の忠告さえも、自分の意見と異なっていれば全く聞き入れない。途中で、「もしかしたら間違っているかもしれない。このままでは駄目かもしれない」と思ったとしても、最後まで突き進んでしまう自己破壊的なまでに頑固なところがあるのです。


そんな「破壊申」「馬鹿申」にならないためにも、時には視野を広げて、自分自身を冷静な目で見ることがとても大切ですが、それは難しいことです。しかし、特効薬があります。
こんな時こそ、時代が求めているにも関わらず、自分勝手で我儘なために自分を持て余している桃太郎の存在に思いを馳せ、そんな「桃太郎を活かすも殺すも申次第だ。申の使命は桃太郎を生かして世の中に貢献することだ」という一点に集中して、自分の意識を転じてしまうことです。

 

8)来る者を拒まない深くて広い心を持っている

 

「ボス申」は、相手がかなりの無理難題を言ったとしても、受け入れることができます。それは、どんな相手でも受け入れられる、深くて広い心を持っているからです。
但し、これ以上譲れないい一腺があります。それを超えてしまった相手には、かなり手強い敵に変身してしまいます。
相手の人の良さに付け込み図に乗って増長しやすい桃太郎は、「ボス申」に対しては、この最後の一線を超えてはいけません。人望の薄い桃太郎にとって、人を引き付ける「ボス申」の人望の厚さは貴重だからです。


一方、申には、すぐお節介をしてしまう習性がありますが、お節介もほどほどにしておくことです。相手や状況によっては、嫉妬深い桃太郎の火の気を一気に煽ることになるからです。申の能力を全面的に発揮させてくれ、申の運気をワンランク上に大きく持ち上げてくれるのは、桃太郎しかいません。良い関係を築くことに、お互いに目を配り合うことです。

 

(9)一人でいることが好きな割に、寂しがり屋

 

申は一人でいるときが好きな割に寂しがり屋で、誰かにかまって欲しくて、チヤホヤされるのが好きという傾向がある。ですから、周りの人はいつも気にかけて、かまってあげる必要があるのです。
しかしとても難しいのは、さじ加減です。

 

程よい、絶妙なさじ加減でかまってあげると、申は驚くほどになつきます。ところが、かまわれ過ぎると、鬱陶しくなる。逆にそれ程、かまわれなくて、相手に必要とされていないのだと思ったら、ストレスと不安で鬱状態になるという、とても難儀なところがあります。

 

笑顔だけでも上機嫌になれるのが申の特徴。励ます時も、感謝を伝える時も、笑顔と共に、心のこもった言葉に、申は心底から満足できる。たったひと言の最上級の言葉に感動するのです。
ところが、不条理なことをしたり、裏切ったりすることが大嫌いな申は、堪忍袋の緒が切れると、何をするかわからない。とてもしつこく、執念深い。呪い殺されかねない。

 

桃太郎にとって、まさに「諸刃の剣」のような存在です。

  

 「賢いボス申」は、自分というものをしっかり持っていながら、「この人!」と決めたら、とことん尽くすことができます。決して裏切ることもありません。NO.2に徹して、知恵と才覚と努力を存分に発揮し、トップの人の運気を盛り上げます。

 

そして、トップの人と一緒に作り上げたもの全てが、自然と自分の手に入るようになる強い運気を持っています。信長(戦国の桃太郎、火の気の午の化身)に仕えた秀吉(賢い申)のように・・・。

 

 

 申は、万が一、負けたり失敗したりしたとしても、その経験から学び、二度と同じ失敗は繰り返さない知恵を持っています。どんなにひどい目に遭っても、どん底に落ちても、全てをひっくり返して、不死鳥の様に蘇る力があります。

 

普通の人には思いつかない奇抜で斬新な着想ができ、それを即実行に移して状況を変えて蘇らせる力を持っています。経験から学んだ知恵と不断の地道な努力を厭わない申ならではの特性です。
「七転び八起き」の様な桃太郎とは違って、一度転んだら二度と転びはしないのです。 

 

そんな申の決め台詞は、桃太郎に対してものすごい効き目があります。
最後のひと言を言ったら、それ以上は語らない。語るうちにその世界にのめり込んでしまう桃太郎と違って、言葉に重みがあります。申のひと言には全てを動かす力があります。

 

桃太郎があれやこれや百を話すよりも、申のひと言のほうが、価値があります。
人を感化する言葉の能力に長けていることにかけては、天下一です。また、その人の特徴を素早く掴んで、適材適所に配置して役立てるなど、人を動かすことに関しては、計り知れない影響力を持っています。

 

桃太郎に知恵を与えて、自分の分身のように扱うことで、申は自分の力を最大に発揮できるのです。

 

以上11項目です。

 

申は、相手に影響を与えても、相手に影響されることがないので、自分の思い通りに生きています。申は弱点がないので、何も怖いものがありません。唯一怖いのは、桃太郎の存在です。


申にとって、桃太郎との出会いこそ、「ここで逢った(遭った)が百年目」です。
良い桃太郎(幸福)に出逢うことと、悪い桃太郎(厄災)に遭うことでは、天と地の違いがあります。

 

世の中の申よ、
「賢いボス申」を目指せ!
良い桃太郎となる素材を見出し、「良い桃太郎」に育てよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(6)損得抜きでも行動することができる

 

(11)不死鳥の様に蘇る力がある

 

(10)良い桃太郎を作ることで自ずと福が入ってくる

「桃太郎」を生かすも殺すも申(サ...

 

●申(サル)にとって「桃太郎」(午歳)は最良のパートナーです。

 

但し、「良い桃太郎」(駿馬)を見つけることが大事です。申は慈悲心があるので、「駄目な桃太郎」(駄馬)でも可愛がってしまうからです。駄馬に仕えるのは時間の無駄です。駄馬はいくら時間をかけても駄馬のままです。


「良い桃太郎」と出会った時に、両者の関係は素晴らしいものになります。桃太郎はリードされることを嫌いますが、「賢い申」は桃太郎に気づかれないように上手にリードできるのです。そうすると、桃太郎は言う通りに動きます。賢い申こそが、桃太郎の力を存分に発揮させることができるのです。そのためには、桃太郎に、「自分があるのは申のお陰だ」「この申こそ最高のパートナーだ」と思わせることです。

 

桃太郎は単純で思い込みが強いので、一旦そう思えば、「自分があるのは申のお陰だ」「この申こそ最高のパートナーだ」と思い込みます。申のお陰で自分があるんだということを自覚すれば、暴れん坊の桃太郎も「謙虚」になります。

 

賢い申のひと言は、とても桃太郎に効きます。申は優しいのですが、最後は怖いことを桃太郎は知っているからです。
でも、賢い申は桃太郎が上昇するための我儘は許します。というのも、自分も一緒に乗って、上昇運が掴めるからです。賢い申と良い桃太郎の相性は抜群です。

 

「良い桃太郎」と「駄目な桃太郎」がいるように、申にも、「賢い申」と「阿呆な申」がいます。また、「ボス申」もいれば、「はぐれ申」、「駄目申」、「負けてばかりの申」、「虚勢を張る申」など、様々です。
「良い桃太郎」を生かすのは、「賢い申」×「ボス申」イコール「賢いボス申」です。

 

●「賢いボス申」を目指す。

 

申の「自己分析」と桃太郎の「他者分析」の両方をしっかりやって、桃太郎の「短所」すら「長所」に転じられる申の「賢さ」に磨きをかけたいものです。
また、正直者で義侠心に富んでいる申本来の「ボス性」に磨きをかけて、桃太郎の度量の狭さをカバーしたいものです。
「賢さ」と「ボス性」でもって、桃太郎を大いに上昇させると、桃太郎は大きな「幸せ」を運んできます。
これぞ、本当の「申知恵」です。

 

(1)明朗快活、元気で正直

 

申は楽天的です。明るく元気、自分に正直で、その時々を精一杯生きています。そして、笑顔に特徴があります。笑顔で勝負できます。申の笑顔は人を幸せな気持ちにし、心を和ませ、安心感を与えます。
相手を無理やり力でねじ伏せて従わせようとする「北風」のような桃太郎と違って、申は「太陽」のように笑顔で優しく、温かく照らすことで、閉ざされた人の気持ちを自然と開かせてしまうのです。
そんな申の有り難さを知ると、桃太郎は安心して仕事に専念できるので、申に大きな幸せを運んできます。

 

(2)気が利きすぎて自分でも嫌になる

 

相手を大事にして、人一倍気を使います。桃太郎とは違って、申の「観察力の鋭さ」と「緻密な思考力」が、場面を的確に読みます。「今何が必要なのか?」「どうするのがベターなのか?」といった空気を肌で感じ、すぐに実行することができる力をもっています。
相手にどのように見られているかを、相手の仕草や表情や会話の中から理解でき、桃太郎のように自分の好き嫌いを決して表に出すのではなく、相手の好き嫌いや自分との相性を素早く見抜いて上手に対応します。
しかし、時には、そうした自分が少し嫌になって落ち込むのです。
そんな時こそ、本当に頼りになるのが桃太郎です。

 

(3)潔い生き方をする

 

一度きりの人生ですから、「自分の生きる道は自分で決める」「自分の責任に於いて、自分で人生を切り開いていく」という潔さがあります。桃太郎と違って、たとえつまずいても、間違えたとしても、決して他人のせいにしません。これが申の生き方です。

 

(4)危機回避能力がある

  

 先が見通せる申には、「転ばぬ先の杖」「備えあれば憂いなし」「石橋を叩いて渡る」といった具合に、危険を最小限に抑える能力があります。無防備で無鉄砲な桃太郎と違って、念には念を入れて用心するのです。今の様な危機の時代に於いて、申の「危険回避能力」はとても貴重です。

 

(5)自尊心が強く、媚を売ったりしたら悶え苦しむ

 

実はとてもプライドが高く、自惚れに近いくらい自分自身に誇りを持っています。しかも、尊大な桃太郎と違って、それを態度に出したり、相手に押しつけたりすることは決してありません。それが申の賢いところです。だから、周りから謙虚でエライと言われるのです。
但し、自尊心が強いために、人に媚を売ることがとても苦手で、申にとって苦痛この上ないのです。そのため、損をすることも少なくありません。
だからこそ、申には、媚などには凛として動じない桃太郎の存在、申の良さを必ず見抜いてくれる桃太郎の存在が必要なのです。

 

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現代版「桃太郎」が求められている...

 

55歳からの「セカンド・ステージ」の「番外編」として、このコラムを記します。
 
1.「運気」の良い人になる。
 
●「運気」の良い人とはどんな人?
 
「運気」が良い人とは、良いイメージの「運気」をタイミング良く運んでいる人です。
毎日食べる食事の「栄養」が私達の体を作るのと同様に、自分の心の中の「良いイメージ」が自分の「運気」を作ります。
 
換言すれば、「運気」が良い人とは、「状況分析」(時代環境)と「自己分析」(自分の本当の姿)を的確に行って、本当の自分のイメージ通りの「運気」を生きている人です。
 
●世の中が「収縮」し、「格差」が進む時代です。
 
かつての「成長・拡大」の時代から、「成熟・収縮」の時代になると、これまでまかり通ってきた「規範・ルール」「一般的な考え方・処し方」というものは、ほとんど通用しません。
例えば、「皆一緒にうまく生きる、評価に大きな差をつけない」や「本音と建前を使い分ける、本音をうまく封じ込めて事を荒立てない」などは、あの当時は良かったというもはや昔話です。
 
これからは、全体の取り分が段々小さくなる「収縮」の時代です。「皆がお腹一杯食べられない、一部の者(既得権益者)が取ったあとの残りは少ない、取り分が少なくなったので分け合う仲間に新たなメンバーを加えない」といった「格差」が進む時代です。
 
●でも、「事をなす人」には良い時です。
 
そんな変革の時代を迎え、自分の「後天的・表面的」な「運気」だけでは、通用しないし戦えません。人は自分に潜在する「暗号」イコール、自分の「先天的・本質的」な「運気」を「知り」、どう生かすかを「判断」し、どのタイミングで「行動」するか、がとても大事な時代になってきました。
 
それに、自分の本当の力を十分に発揮しないことには、あまりにもったいない。そんな今は「正念場」です。この正念場を通り越すと「土壇場」に、土壇場を突き抜けると、最悪の「愁嘆場」になってしまいます。今の「正念場」を楽しむことです。過去がリセットされる時代です。心機一転、事をなす人には、良い時代ではありませんか。
 
●「リーダー像」が変わります。
 
これからは、リーダーの「運気」を持っている者が、「目標」を掲げ、その目標を達成するために、それぞれの役割を持つ「仲間」を募り、それぞれの「能力」を発揮させ、その総和で「収穫物」を得て、仲間に「分配」することが求められます。
 
色々な分野や様々な地域で、この動きが起これば、「格差」という存在は最小化され、「幸福感」「達成感」「仲間意識」という存在が最大化されていくと思うのですが、いかがでしょうか。
 
2.現代版「桃太郎」が求められています。
 
●「桃太郎」伝説を振り返る。
 
「桃」から生まれた「桃太郎」が両親から餞別に貰ったきび団子を道中で、サル・キジ・イヌに与えて家来にして、鬼が島まで鬼を退治に行き勝利をおさめ、鬼が方々から奪い取って貯めた宝の山を持ち帰り、豊かな村を作り、幸せに暮らしたという物語です。
 
「桃」は古来から邪気を払い不老不死の力を与える霊薬である果実といわれ、「鬼」は丑と寅の間の方角(北東)である鬼門からやって来て、丑の角を生やし寅のパンツを履いている。桃太郎が「申・酉・戌」を率いたのは、「裏鬼門」に位置し、「知・勇・仁」(サルは智、キジは勇、イヌは仁)を持ち合わせ、陰陽五行でいずれも「金」を意味し、仲間として最高の組み合わせだからともいわれます。
 
●「桃太郎」は午歳だった。
 
ところで、「桃太郎」は午歳だと思います。午は「火気」の持ち主です。火は熱い物、光る物。だから情熱的で派手好き。同時に火は「風」に揺らぎやすく、気まぐれです。時には、全てを焼き尽くす恐ろしい物。「扱いづらい」といわれるのは、このせいです。
 
一方、「火」を起こすのは唯一人間だけが使える技で、文明の象徴です。これは知的な能力を意味し、午歳のプライドの高さの拠りどころになっているのです。
 
午歳にとっての「風」とは、「時代そのものの動き」です。独特の観察力を使って、「風を読み風に乗る」イコール、「時代を読み時代に乗る」才能を持っている。
偶然の時代変化の風にタイミング良く乗る「運気」を持っている。新たな時代という向かい風を受けて「上昇運」に乗っていく。この力の源泉は現実の風景を変える「イメージ力」です。
 
これまで平時には、周りから「無謀」で「社会性の欠如」した「空気を読まない」人間と言われてきた現代版「桃太郎」。馬と鹿(クソとミソ)の区別もできない「馬鹿野郎」とも。
一般常識人には理解しがたい異夢を見る「異端児」と揶揄されてきた現代版「桃太郎」。
 
しかしこれからは、現代版「桃太郎」が鬼を退治し(閉塞の時代に風穴を開け)、宝の山を持ち帰り(「分かち合う世界」「新たな価値観」を生み出す)のではないでしょうか。
 
3.チーム「桃太郎」から学ぶ。
 
●「桃太郎」の本質を知る。
 
時代変革の風を読み、「新たな地平線」を生み出す「桃太郎」(午歳)は、「毒」と「怒り」をたくさん持つ「火気」の人でもあります。
 
そのため、「桃太郎」が大きく事を成すためには、桃太郎の「毒」を「薬」に変じさせ、「怒り」の感情を「慈悲」の心に転じさせる、そんな仲間が必要となります。
「智のサル」、「勇のキジ」、「仁のイヌ」の登場です。チーム「桃太郎」の絶妙な組み合わせです。
 
●まず、申(サル)です。
 
申は賑やかで楽しい。少々横着さも持っているが、如才なくしなやかに世の中を渡っていく。桃太郎(午)に足りない物を補ってくれる最も大事なパートナーである。
 
たとえば、桃太郎は人見知りをすることは全くないものの、その高いプライドのせいで交際や交渉では少し損をする傾向がある。しかしそんな時に、柔軟で実利に聡い申がいてフォローしてくれれば、つまらない失敗をしなくて済む。
 
桃太郎は元々金運があるが、それは人を上手に使うことで財をなす。そのパートナーとして最適なのが申。ただ、申はかなり自分勝手で人に使われることを好むほうではない。この申をどれだけ上手く使いこなせるかが腕の見せどころでもある。2歳下の申、そして10歳上の申とも上手くやればかなりの財を手にすることができる。
 
人間関係でいえば、申は気さくでユーモアがあり、人付き合いもさわやかに軽やかにこなしていく。これに比べると、桃太郎のほうは何事も情に深く、とてもコッテリとしている。両者の性分の違いは結構際立っているが、反面共通しているところもはっきりしている。
 
それはどちらも移り気なところ。パートナーシップを長続きさせようと思うなら、桃太郎のほうがしっかりと主導権を握らないといけない。少し支配的になるぐらいでいい。元々自由気儘な申をいかに手なずけるか?じっくり考えてみる言意は大きい。
 
●次に、酉(トリ)です。
 
酉は洞察力に優れていて知的である。その分プライドが高いので敬遠されることも多いが、その能力は折り紙つきだ。他人が気づかないような発見をして、新しいアイデアをもたらす。桃太郎はあまり視野が広くないので、そこを補うパートナーになってもらうと、とても助かる相手だ。
 
酉は「金の気」(富や財宝)の象徴。そして、桃太郎(午)の「火の気」は唯一この「金の気」に勝てる気。桃太郎は申や酉の能力を引き出してこそ、鬼を退治して財宝を得ることができることを肝に銘じておくことだ。
 
尚、申との関係と同じで、ある程度努力して良い関係を築かないと、せっかくの好相性が生きてこない。自由を愛する酉の側からみると、桃太郎は少しやかましい存在になってしまうこことがあって、気づかないうちに心が離れてしまうことがあるので注意を要する。
 
●最後に、戌(イヌ)です。
 
戌は聡明で律義で、前向きな明るさがある。桃太郎(午)との相性は絶好のものがある。誰に対しても戌の誠実さは変わらないが、中でも桃太郎はその恩恵にあずかれる位置づけになっている。
 
桃太郎はひらめきに任せて次々に色々なことをしていく傾向があるが、何でもやりっぱなしで後始末ができないというのも特徴。桃太郎自身そのことで困ることも多い。桃太郎は戌と一緒に活動すると何かと安心していられるが、それは戌が桃太郎のそんな駄目な部分のフォローを自然としてくれるからなのだ。
 
ただ戌は忍耐強いかと思うと、時々かなり繊細にもなる。桃太郎の大雑把な扱い方で傷ついてしまうことがしばしば起こるだろう。せっかくの良い関係も案外と崩れやすいから、優しい気遣いを忘れないようにしたほうがいい。少し控えめだが、戌は申や酉と同じぐらい大事なパートナーだということを忘れてはいけない。
 
●他の動物の場合はどうだったでしょうか?
 
子(ネズミ)… 細かいことによく気がつき、きれい好きで理知的。子は桃太郎(午)に対して支配的に振る舞い、あれこれ押しつけがちになってしまう。桃太郎にはそれが負担で、自由に振舞いたいのに何かと制約をしてくる相手に見える。
 
丑(ウシ)… 物静かだが意思は非常に強く、いっけん控えめながら誰よりもプライドが強い。人間関係ではちょっと難しい部分がある。桃太郎との相性にも問題ありで、なかなか良い関係を築くのは難しい。桃太郎の派手さ、華麗さが、特に丑の側には全く気に入らない。どちらも負けず嫌いで必要以上に争ってしまうし、どちらも違った意味でナイーブだから常に微妙な距離感になる。上手く長続きするためには、あまり干渉をし過ぎないようにして緩やかな関係を作ると良い。
 
寅(トラ)… 人情家で憎めない。ちょっと短期で虚勢を張るが、本当はとても根は正直。桃太郎と割とよく似ていて気持ちが通じ合う。本来は陽気な桃太郎であっても、落ち込むこともあるだろう。また、桃太郎は自分が夢中になると後先を顧みないとか、細部を見つめて全体が見られないことがある。そんな時に近くにいてくれると助かる相手だ。
 
卯(ウサギ)… 優しく優雅。問題が起きても柳のようにいなす。それでいて、芯はとても強い。桃太郎は真っ直ぐで、一つ一つのことに真剣に向き合うタイプなので、卯のやり方は少しずるく感じられて、ちょっとついていけない。でも、基本的に押しに終始する桃太郎にとって、卯のクレバーな生き方や柔らかで生き届いた発想は見習うべきところが多い。
 
辰(タツ)… 気位が高い上に感覚が鋭い。誰が相手であってもなかなか一筋縄にはいかない。夢見がちな辰に対して、桃太郎はガラにもなくあれこれ説教したり干渉して、うるさがられたり喧嘩になったり。でも、十分の危なっかさを理解している辰にとって、あれこれ気にかけてくれ、もっぱら与えてくれる役割の桃太郎は大事な存在だ。桃太郎にとっては、辰の自分の気持ちに正直な、曖昧のない生き方に魅せられる。
 
巳(ヘビ)… 信念が強い上に神秘的な力を持つ。ただそのカリスマ性と共に奇妙な性癖を持つ変わり者。激しさと冷たさの極端な二面性の持ち主だ。ただ、触らぬ神に祟りなしというのを心の片隅において付き合えば決して悪い相手ではない。
 
午(ウマ)… 聡明で才能豊か。その反面、目立ちたがりで嫉妬深い。心にどうしようもない嫉妬心を抱えているが、そういう心の繊細で弱い部分は他人には決して見せない。そんな桃太郎(午)と午がカチ合うとそうなるか?競争が始まる。桃太郎が何らかの提案をしても、午は決して受け入れることはなく、大抵別の提案をして対抗してくる。良い提案ならいいのだが、単なる負けず嫌いで発展性はない。何に関してもそうで、勝負がつかないと足の引っ張り合いが始まり、その次に喧嘩というのがお決まりのコースだ。傷つけ合いになるので、大人になったほうが勝ちだ。
 
未(ヒツジ)… 物静かで頭が良い。ただ学者的で少し気が小さく、スケール感には若干欠ける。大きな仕事をしようとすれば、桃太郎のように物怖じしない相手と組むのが理想的だ。桃太郎は、発想が優れていて新しい発想をどんどん生み出すことができるが、知識を積み重ねて体系的に判断することは苦手。この欠点を補うパートナーとしては未が理想的だ。
 
 
― 以上です ―