インフォメーションの仕事

新宿にある有名複合ビルでのことです。

行きは急いでいたのでタクシーに乗ったのですが、帰りは歩きかバスで駅まで戻ろうと思いましたが、この炎天下です。

新宿駅まで歩くには少し距離がある場所だったので、そのビルのインフォメーションスタッフに、バスの路線を質問しました。

そのスタッフは早速、慣れた様子で、説明用の地図を取り出して、バスの案内をしてくれたのですが、案内してくれたバスの到着場所は、私の行きたい場所と遠く離れていました。

改めて、行きたい場所を説明して、行き方を相談したのですが、「ほかにはちょっとありませんね」と既に説明したバス以外の案が出てこないので、「それでは結構です」と言うしかありませんでした。

声を掛けた時は、にっこり笑って感じ良く受け入れてくれたのですが、その対応はお客様の立場に立つことのない、非常に不親切なものであり、とてもインフォメーションとしての機能を果たしているとは思えませんでした。これでは人が居て対応している意味がありません。

一方、その直後に行った、私鉄沿線のショッピングモール。

入口近くのインフォメーションで、購入したかった商品の売り場を聞きました。

モールは核になるスーパーと多くのテナントが入っており、商品を探して無駄に歩きたくなかったのです。

するとインフォメーションスタッフは、手元資料をみることもなく、とても具体的で分かりやすく、丁寧に売り場を教えてくれました。

余りにもすらすらと教えてくれたので、「本当?」と思いながらその場所に行ってみると、ありました!

思わず心の中で、「お見事!」と言ってしまいました。

都心の複合ビルと、郊外のショッピングモールでは、一緒にならない部分もあるかもしれませんが、後者の対応はちょっと感動でした。

それは、インフォメーションスタッフに「お客様のためのご案内」という姿勢がきちんと感じられたからでした。








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デュランタ(タカラヅカ)の花。
(写真は本文と関係ありません)

 



 

また行きたいお店

あるショッピングモール食品売場の鶏料理専門店に併設された、カウンター6席だけのイートインコーナーでのことです。

ランチタイムは、付近にあるオフィスビルのサラリーマンやOL向けのお弁当販売で長蛇の列になる、とても忙しい店です。

そんなお店のカウンターに、たまたま12時ジャストに入店しました。

女性スタッフ3名は、お弁当を求めてレジに並ぶ大勢のお客様をテキパキとさばきながら、カウンターのお客様への目配りも怠りません。

よく見ていると、お弁当販売のレジ業務と包装、イートインコーナーの注文受けと料理提供など、スタッフ同士の連携の良さには目を見張るものがありました。

その上、満席のイートインカウンターにお客様が並ぶと、満席なので少しお待ち頂くこと、すぐ側にあるフリーのイートインコーナーに空席があれば、そこまで料理を運ぶことなどを要領よく説明しており、その対応はとても丁寧でした!

お弁当販売のピーク時にも関わらず、カウンターのお客様に荷物置き用のカゴを勧め、お茶の差替えなどもきちんと目配りがあるのです。

そして、食べ終わったお客様がカウンターを立つ時には、ちゃんと「ありがとうございました。またお越し下さい」の声が、視線を合わせて行われていました。

どんなに忙しくても、決められた事が当たり前のこととしてできているのは、見ていてとても気持ちが良いものです。

もちろん、その店で食べた親子丼も美味しかったのですが、スタッフ達のこの見事な連携プレイを見るために、また行ってみたくなるお店でした。

因みに、女性のお客様への料理提供には、丼物が食べやすいようにスプーンが添えてありました!







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オオマツヨイグサと間違っている人が多いようですが、これが「ツキミソウ(月見草)」です。
(写真は本文と関係ありません)

 



 

友人から聞いた話です。

先日、あるお寿司屋さんの前を友人と歩いていた時のことです。

そのお寿司屋さんは、店頭のランチタイムの案内と、モダンなお店の雰囲気が魅力的で、通りかかる度に、いつも気になっていました。

友人も同じことを考えていたらしく、「一度行ってみたいねー」などと二人で話をしていました。

数日後、またその友人に会ったところ、「あのお寿司屋さんに行ってきたわよ!」と言うので、早速「どうだった?」と聞いてみました。

以下はその時の会話です。

「ランチにしては、そこそこ良い値段だったけど、お店の雰囲気と料理の内容を考えるとなかなか良かったの」

「ところが、落ち着かないのよー!厨房で新人のOJTをやっているのが、客席にまる聞こえで、まるで自分が怒られているみたいなの」

「それが、ずーっと続いていて、お客様にも聞こえているのは分かっているはずなのに、誰も止めさせる様子がなくて・・・」

「なんか早く店を出なくちゃいけない雰囲気で、落ち着かなくて、せっかくのお寿司も慌てて食べなくてはならなかったの」

私は「それは災難だったわねー」と言いながら、心の中で「残念だけど、あの店に行くのは止めておこう」と思いました。

なぜかと言うと、私が行った時にも同じようなことがあるかどうかは分かりませんが、ゆっくりとくつろいで食事をしてもらおうと言う、お客様に対する気遣いがまったく無い店であることが分かったからです。

どんな良いネタであろうと、素晴らしいインテリアであろうと、お客様を不快にさせて平気なお店には行きたくないものです。




 



 

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昨年に続き、グリーンカーテンで見慣れたゴーヤの花です。
(写真は本文と関係ありません)