買い物の原点?

 

昨年のオープン以来、ずっと気になっていたショッピングモールに行ってきました。

モールの名前は「2k540」
「ものづくりの街」高架下に誕生。をキャッチフレーズに、JR秋葉原と御徒町の中間にできた、ちょっと個性的なショッピングモールです。

一番の特徴は、各店舗とも工房とショップがひとつになったスタイルで、「ここでしか買えない商品」に出会うことができる楽しみがあります。

この「ここでしか買えない商品」が集まっているということは、近頃、珍しいことで、それだけでなかなか魅力的です。

いろんな店舗に入ってみましたが、それぞれ商品は違っていても、モノを作っている人から、直接購入するというのが、とても新鮮でした。

「満面の笑顔」や「タイミングの良い挨拶」はありませんが、説明には商品に対する愛情があり、何より「商品について知ってほしい」という気持ちが伝わってきます。

考えてみれば、昔は作り手から直接購入するのは当たり前のことで、材料、製法、使用方法などは、すべて作り手から直接、伝えられました。

ラベルや取扱説明書もなくても、お客様は口頭で直接質問して、いろいろなことを教わりました。

作り手もお客様に親身になってアドバイスを行い、そこに店舗に対する信頼感が生まれました。

このモールでは、そんな買い物の原点のような体験ができたような気がしました。

特に買いたいものが無くても、時間を取って訪れ、ゆっくり楽しみたいと思えるモールです。




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言われて嬉しいプロのひと言

ショッピングの楽しみは、もちろん気に入った商品と出会えることですが、それ以外にも素敵な販売スタッフとの出会いは、大きな楽しみのひとつです。

私が素敵だと思う販売スタッフの要素のひとつに、「お客様を上手に褒めること」というのがあります。

これは簡単そうで、実はとてもプロとしてのテクニックが必要な部分で、お客様が良いスタッフを見分けるポイントの1つになります。

歯が浮くようなお世辞は、聞いていてもあまり良い気持ちはしませんし、お客様も「売るためのテクニック」としか感じません。

洋服を試着した時の「ピッタリですね?!お似合いになります?!!」も、いかにも定番のセリフといった印象で、言われてもあまり嬉しくはありません。

お客様が褒められて嬉しいのは、選んだ商品や、お客様が身に着けているものを、さりげなく褒めてもらうことです。

中でも私が一番嬉しいのは、商品の購入後に、その購入した商品を選んだことを褒めてもらう時です。

「このジャケット、本当によくお似合いになります」「このバッグ、私もとても素敵だと思っていました」などの、さりげないひと言です。

スタッフのこのようなひと言で、お客様は「やっぱり、買ってよかった!」となり、満足感は更に高まります。

お客様に商品を購入してもらうために、いろいろと言葉を尽くして褒めてくれるのは、当たり前のことです。

購入決定後にも気を抜かず、お客様の満足度を高める努力ができるスタッフこそ、プロ中のプロです。







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衝動買いのタイミング

先日、ひさびさにちょっとした衝動買いをしてしまいました。

新宿で、ほんの30分くらい空いた時間ができたので、近くの百貨店を覗いてみました。

特に何を見たいという訳でもなく、1Fフロアを見て回っていたのですが、ふと、明るい色のストールの前で足が止まりました。

その時、どうしてもそのストールが欲しいというほどでもなかったのですが、冬物のコートやスーツの色を見飽きた目に、とても新鮮に映ったのは確かです。

足を止めた途端、売場スタッフが絶妙のタイミングで、何点かの商品を私の目の前に広げて見せてくれました。

不思議なことに、目の前に商品を並べられると、「この中でなら、この色が好き!」と自然に商品を選んでいる自分がいました。(まるで催眠術にかかったようです!)

するとスタッフは1点を選んでひと言、「お客様なら、この色がお似合いです」と勧めてくれたのです。

たまたま、自分の気に入った色と、スタッフが勧めてくれた色が一致したこともあって、その段階ですっかりそのストールを購入する気になっていました。

1年中使える素材であることや、自宅で洗濯できること、そのストール売場がその日で無くなることなどは、購入を決めた後の情報でした。

自分で選んだ商品を試着して、「お似合いになります?」とスタッフに言われることはあっても、「これが似合います!」と自信を持って勧められることは案外少ないものです。

もちろん、そのスタッフにベテランらしい説得力があったからこその購入でしたが、人に何かを選んでもらうという経験は、年々少なくなります。

いろんなタイミングが重なっての衝動買いでしたが、短い時間でとても気分が充実して、満足感の高い買い物ができました。

そのストールをどこにしていくか?ちょっと楽しみが増えました。

 









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