▼職業病?

ある美術館でのお話しです。

その美術館のスタッフは全員ユニフォームを着用しているのですが、その日チケット販売をしていた女性スタッフの一人が、見事なほどシワくちゃのブラウスを着ていました。

おまけに片方の襟だけジャケットから飛び出していて、いかにも寝坊をしてあわてて出勤して来たという雰囲気です。

ユニフォームは施設のロッカーに掛けてあったはずですが、ブラウスは自宅で洗濯したのでしょうか?
それにしても、彼女が着替えたときに、鏡を見ていないことは確かです!

そのスタッフが持ち場に就いたとき、他のスタッフが気がつかないということはないと思うのですが、誰も何も言わなかったのでしょうか?
どう見ても普通ではない、その格好を見て、誰か着替えさせることは考えなかったのでしょうか?
管理者に報告をして判断を仰がなかったのでしょうか?
持ち場のリーダーは何も言わなかったのでしょうか?
スタッフ用に予備のブラウスは用意されていないのでしょうか?
そのままの格好で勤務に就いて良いと誰が判断したのでしょうか?
 
そのスタッフを見た瞬間に、山のような?が浮かびました。
これは私の職業病かもしれません。
 
★スタッフは、自分自身のことだけではなく、常に施設として、店舗としてお客様からどう見えるか?を意識することが大事です。
 
CIMG1981.JPGどんぐりの季節です。
 

▼提案をお願いします。

 先日、あるショッピングモールで買い物をした時のことです。
 
知人へのプレゼントを選ぼうと、雑貨店を何店舗か回ったのですが、販売している商品は違っていても、接客対応でどのお店も共通していることがあるのに気がつきました。
 
お店でプレゼント用の商品を探していることをスタッフに伝えると、どのお店でも人気商品やお薦め商品を教えてくれるのですが、プレゼントの目的、対象者、予算など、本来、商品の提案に必要と思われることについては全く確認がありませんでした。
 
ブランドのコンセプトや商品情報は丁寧に伝えてくれますし、ラッビングの見本を見せてくれたりと、対応は親切なんですが、今ひとつ、私が望んでいる特別感のようなものがありませんでした。
 
それがお店の方針と言われてしまえば仕方がないのですが、スタッフの商品知識が素晴らしいだけに、何とももったいないと思いました。
 
プレゼントを選ぶという作業は、なかなか時間と手間が掛かるものです。誰にでも当てはまって喜ばれる商品も悪くはないのですが、プレゼントをする相手の人となりを知っているからこそ差し上げたい、その方にピッタリの商品を選ぶためのアドバイスや提案をしてくれるお店があれば、ぜひ通いたいと思うのは、私だけではないと思います。
 
★店長はスタッフに商品情報を覚えさせるだけではなく、お客様の要望をしっかりと聞き取って、その要望に合った満足感の高い商品を提案できる力を付けてあげてほしいと思います。
 
DSC_0770.JPG街ではハロウィンのディスプレーが目立っています。
 

▼例えば化粧室ですが

先日、あるシティホテルの化粧室を利用しました。
 
間接照明で、化粧室にしては少し薄暗い印象でしたが、ラグジュアリー感のある居心地の良い化粧室で、小さなお子さんが洗面所を使う時のために、気の利いた踏台も用意されており、なかなか良い感じです。
 
ところが、化粧直しをしようと鏡の前に立ってみると、真上からダウンライトが当たる照明のために鏡に顔が暗く映ってしまい、自分の化粧の状態がよく分かりませんでした。
 
また、別のショッピングモールの化粧室では化粧台の前に立つと、照明が下から当たってしまい、眉毛もアイラインも飛んでしまったように映り、これも化粧直しが難しい状態でした。
 
こんな風に、おしゃれだけれど化粧直しができない、「これ絶対、作るときに女性が関わってないよね!」とつい思ってしまう化粧室が増えています。
 
これは化粧室に限ったことではないのですが、未だに利用者のことが二の次になっている施設や店舗があちこちで見受けられます。
 
見た目の満足感は高く、いわゆるインスタ映えはするのですが、実際に使ってみると 使いにくくて不親切、結局は不満が残るといったパターンです。
 
新しい施設を作る、あるいはリニューアルする場合は、頭で想像するだけでなく、ぜひ利用者の立場で実際のシミュレーションやモニタリングをお願いしたいと思います。
 
特に施設は、一度作ってしまったらそう簡単には変えられないと思いますので、何年にも渡ってお客様に不便を感じさせる事のないよう、最初にもう少しだけ手間をかけてお客様の目線で確認してから進めて頂けないでしょうか?
 
★施設は、実際の利用者が気持ちよく利用できることを最優先に考えましょう。
 
DSC_0274.JPG日暮れが早くなってきました。